第3回大分社会科学学際研究会 (OIMSS)

第3回大分社会科学学際研究会 (OIMSS)

日時 2018年5月17日(木)15:00­–17:00 頃

報告者:井川 純一 氏(大分大学経済学部)

報告タイトル「それって本当に燃え尽き? 典型的バーンアウトに関する多角的検討」

場所 大分大学旦野原キャンパス経済学部棟第1演習室

報告内容 

バーンアウトはFreudenberger (1974) による概念の提唱以来、「うつなどその他の精神医学的概念のラベルの張替えに過ぎない」という批判を浴び続けてきた。その理由として、現在一般に使用されている質問紙を用いたバーンアウトの測定法では、がんばりすぎた結果生じる典型的バーンアウトだけではなく、その他のストレス反応も混在して高バーンアウト傾向として測定されてしまうことが挙げられる。一方、この典型的バーンアウトがどのような状態なのか、またどの程度の割合で発生するのかについての検討はこれまでほとんど行われてこなかった。そこで、本発表では「典型的バーンアウトとはなにか?」をテーマに従来の横断的質問紙法に加え、概念の持つイメージに着目した調査、仮想的なカウンセリング場面を想定した実験室実験等を用いた一連の研究を紹介する。

社会科学学際研究会 (IMSS)

Interdisciplinary Meeting of Social Sciences

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